結婚とは何か、パートナーとは何か
自分はするのか、しないのか
20代後半から30代前半にかけて友人がどんどん結婚していき
彼がこんなことしてくれた、こんなプロポーズだった
こんな結婚式にする予定、新婚旅行はここ!
みたいな話を沢山聞きながら私はずっと自分の人生とは何か、みたいな大きなテーマに挑んでいた気がします
もう相手なし、自分のこと!とても相手まで考えられませんでした
今思ってみれば、人生っていうか歩いてきた道が人生になったよというだけなんだけど
とてつもなく大きな決断をするようで
ずっと何かを探してた
しっくりくる仕事に出会ってなかったのも大きいと思います
そもそも就職の時教職につかなかったあたりから
自分の人生で向かうべき方向とは、という迷路に入り込んでいました
行けばいいのよ、行きたければ!と今なら思うけど
そんな感じで色んな迷路に足を踏み入れて人生の正解とかわからんよね〜って話していましたね
独身だから気楽、実家だから気楽だよね、と相槌を求められても
実家楽だよね〜とかあまり思わなかったし
私達1人が長いからずっと独身かもね、というジョークにも笑えなかった
つまり結婚はしてみたかったし、する気持ちがあったんですね
もうすぐ30ですという時に
ヘアメイクの仕事をするかもしれない、しよう、やれるかな
やるしかない、やるかやるかの1択だ!
10代から活躍しているヘアメイクの方に追いつくのは無理だ、私の出来ることは?
よし、美容師免許も取ろう!今は修行だ、まだまだだ
とか思い詰めてた気がする。アドレナリンでしか生きてないし、休憩方法もわからずずっと走っている感じでした
いや、別にさ、やり始めてみたらこんな感じかな?時々修正しよう、そして次何するか考えよう、という感じなのに
どこかに正解があってたどり着くのが大変、と勝手に思っていました
そんな時私をハッとさせたのもまた友人達で
自分は結婚して子どもも産んだけど
別に結婚だけが正解ではない、ずっと独身を謳歌してもいいし楽しく生きる方法は色々あるよ、と話してくれたんです
仕事が楽しいのもいいことだし
色んな生き方があるよ、今は と言われて
いやそう言われましても結婚したいんですけど、と思いました笑
でもそれがずっと心に残っていて、理由は何だか分からなかったんですが
励まされた時のようなあたたかい気持ちがあとに残ったんです。
思い返してみれば
教師とは、いつも機嫌がよく人に対して平等であり常にいい人間でいなければいけない
という思いこみや
母親とは、いつも家をきれいにし美味しいご飯をつくり子どものケアをしなければならない
という思いこみが私を縛っていることにも気づきました
いい人間であることは前提なんだけどね。
ずーっといい人モードで過ごさなければいけないような気がしてました
彼女とは、彼氏に尽くし尽くされ時々プレゼントをもらい、おいしいご飯を食べにいき、イルミネーションを見たりする
とかっていうのも自分の中であった気がする。
そうじゃないカップルがいると
あ、このカップルは特殊なんだな、と思ったりした
けど色んな話を聞く中で
普通も特殊もなく仲良く見えてもケンカしたり
しなくても仲悪かったり、相手が嫌いだったり
あれ、なんだこんなに色んな形があるんだな、と改めて気づいたりして
段々私の結婚に対する気持ちが変化していきました
行く先に道がある、瞬間で恋に落ちるとか
この人しかいないとかどうでも良くなってきて
そして気づいたら
素敵な新婚旅行も披露宴も遠距離恋愛を乗り越えた2人の固い絆とかもなく
とりあえずコロナ禍ですし、今後のこともありますし遠距離続けててもアレですし結婚しますか、という感じでスタートしてました
スタートというかもはや通過したところであり
なんで結婚したんですか?
と言われれば、そうですね、そうした方がいいという2人の判断です
というのが正直なところ
どうして結婚したんですか?と最近聞かれることが多かったので
こんな感じで話しながら接客したりして
改めて気づいたのです
完璧とか正解とかこれしかない、という答えはなく
人生は選択の連続なんだな、とぼんやり思った日を思い出します
たまにはそんな自分の話もね( ^ω^ )
ではまた〜